寄せられたご意見への回答

【ご意見の要旨】

「家族心理教育」の「教育」という言葉からは支援者の上から目線の古い姿勢を感じる。
「家族心理サポート」という呼び方になると良いのではないかと思う。

【回答】

大変重要なご指摘だと思います。
こころとくらしに掲載されている薬物療法以外の支援技法は元々海外で提案されたものがほとんどです。「家族心理教育」は「Family psycho education」という英語の定訳として用いられています。このため「家族心理サポート」という用語にすぐに変更するのは、簡単ではないかもしれません。
一方で、ご家族に対する支援者の認識は時代とともに介護者・保護者から当事者と同様に支援を必要とする存在へと変化してきています。実際にご家族に対するサポートも発展しています。
ご指摘頂いたように専門家の言動が当事者家族に負担感を感じさせてしまう可能性があることを常に認識して支援に関わることがとても大事だと改めて感じました。
このたびは、貴重なご意見をありがとうございました。