食生活のアドバイス

食生活のアドバイスはなぜ重要なのか?

統合失調症のような重度精神疾患を持つ人は、身体的健康が損なわれることが多いと言われています。心臓病、呼吸器系の問題、糖尿病などのリスクがあり、主な原因として、喫煙、肥満、運動不足、栄養の偏りや不足などが想定されています。日本は長期間にわたり、入院中心の精神科医療を続けてきたため、当事者の身体面の健康は主治医や病院まかせにされていることが多く、自己管理についてはあまり注目されてきませんでした。地域生活中心の精神科医療が推進されつつある現在、地域ケアの一環として食生活のアドバイスを提供することで、心身の健康を改善、増進できると期待されています。

コクランレビューについて

世界の研究について知る(コクランレビュー) 統合失調症をもつ人への食生活アドバイス

基礎情報

対象者 統合失調症および類似の精神病を持つ人
組み入れ研究数 0件
最終検索日 2016年2月24日

食生活アドバイスの効果を調べた研究が探されましたが、見つかりませんでした。

留意点

統合失調症をはじめとする重度精神疾患を持つ人への食生活のアドバイスが効果的かどうか、より多くの研究で調べる必要があります。

[引用]
Pearsall R, Thyarappa Praveen K, Pelosi A, Geddes J. Dietary advice for people with schizophrenia. Cochrane Database of Systematic Reviews 2016, Issue 3. Art. No.: CD009547. DOI: 10.1002/14651858.CD009547.pub2.
詳しくはこちら